■食材を受け入れるプラットホーム
ここでは、栄養士さんがみんなの栄養バランスを考えて注文した食材を、
野菜類、肉魚類の2つに分けて受け入れています。
■食材のチェックをする検収室
ここでは野菜、肉、魚など、種類を分けて食材をチェックします。
種類を分けることで食材同士のばい菌をうつりにくくしているのです。
また、重さを計ったり、食材をふくろからとりだしたり、
傷んでいないかのチェックもしています。
■泥落とし室
土の中に埋まっていた野菜は泥がついています。
水を流しながらしっかり泥を落として、ピーラーで皮をむきます。
■下処理室では野菜や肉・魚などの下準備をします。
野菜は4つに分かれている水槽に水を流しながら洗います。
汚れの洗い残しがないように4段階に分けて洗い、下味をつけたりしています。
■ここから先の部屋に入る
にはエアシャワーを通ります。
調理室に入るときは、白衣とくつを替え、さらにエアシャワーという機械を使って空気をジェットで吹きかけ、白衣についているほこりを飛ばし、全身をきれいにします。
■食材を運ぶときはパススルーカウンターを通します。
下処理室できれいに洗った野菜や下味のついたお肉や魚を、きれいなまま調理室に運ぶためにパススルーカウンターを使います。
■野菜切りコーナー
ここには刃を変えるだけでいろいろな形に切ることができるフードスライサーや、
野菜切機、さいのめ切機など、下ごしらえに使う機械がたくさんあります。
■調理室。調理するものに応じて4つの部屋に分かれています。
①揚焼調理室
ここには、短時間でたくさんの揚物を調理できる連続揚物機や、
焼いたり、蒸したりするためのスチームコンペクションオーブン
があります。
例えばコロッケの場合、2台の揚物機を使って1時間半で約4000コも揚げることができます。
②釜調理室
この部屋には回転釜があります。煮物や炒め物を作るために使います。1つの釜で、例えばカレーなら約1000人分を調理することができるのです。
③和え物調理室
釜調理室で茹でられた食材を、冷ましてから和え物調理室に運んで調理をします。パススルー真空冷却機を使って、短時間で効率的に食材を冷ますのです。
④アレルギー調理室
ここはアレルギー対応食を調理するための特別な部屋。広いスペースを確保しています。アレルギーの原因となる食材を使わず、調理方法や味付けなどを工夫したり、代わりの食材を用意したりしています。
■コンテナ室
調理された給食を学校ごとにセットします。間違えないように注意深く詰め込みます。
■きれいな食器をコンテナ室で保管
洗い終わった食器はコンテナに要れ、コンテナ室で、食器・コンテナともに熱風で乾燥・消毒し、
翌日まで保管します。
■学校から回収した食器を洗う洗浄室
食器を洗うための食器洗浄機、食缶やパットを洗うための食缶洗浄機、コンテナをすみずみまできれいにするコンテナ洗浄機と、3種類の洗浄機が大活躍していますて注文した食材を、野菜類、肉魚類の2つに分けて受け入れています。
給食を配送・回収するときは、ドッグシェルターという装置で出入口と荷台を密着させます。衛生面を考えて外気が入るのを防いでいます。
食べ終わった食器・食缶は、コンテナに戻され、トラックでみんなの学校から回収します。もちろんトラックは環境にやさしい低燃費車です。